Apple純正のWi-Fiベースステーション「AirMac」シリーズが生産終了になり、在庫限りの販売となるようです。
Apple公式サイトの商品ページで、「在庫がなくなり次第、販売終了」とアナウンスされています。
2013年のモデルチェンジ以来アップデートされず、価格変更もなく放置されていて、怪しいとは思っていました。
「AirMac」は米国などでは、「AirPort」(空港)というシンプルな名称で展開されていました。
日本では他社に商標を取られていたため、同じ名前が使えず「AirMac」になっています。
1999年に初登場し、20年近い歴史があります。
ベースステーションの初代モデル(上の写真)は、UFO型の斬新なデザインで、壁面への取り付けも想定された設計でした。
その後性能アップした「AirMac Extreme」、スピーカーを接続できる「AirMac Express」などが登場しています。
「Time Capsule」もシリーズに統合されて製品名が「AirMac Time Capsule」に改められました。
最初のUFO型から、平たいピザボックス型、最終形態となった柱型と、デザインも変わっています。
その中でも私は、初期のUFO型の白いAirMac Extremeが、歴代Apple製品の中でもかなり好きなデザインです。
このデザインは、いま見てもとても綺麗。
しかしなぜかApple公式写真集「Designed by Apple in California」には、AirMacやTime Capsuleシリーズが一切載っていません。
前述の商標問題のために、各国で同じものを販売する印刷物への掲載は見送られたのかもしれません。
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Apple純正で使いやすかったAirMacやTime Capsuleシリーズが消えるのは悲しいです。
柱型になった現行品を持っていないので、「AirMac Extreme」を確保しておこうかなと思っています。
現行品が販売終了になっても、またさらに進化して戻ってきてほしいところです。
米国や中国のApple Storeでは、Wi-Fiシステムの「Linksys Velop Whole Home Mesh Wi-Fi System」を販売しており、日本のストアでもこれを取り扱うことになるかもしれません。