バード電子から発売されている「キューシンマット(KMG-MK5)」をレビューします。
Apple純正の「Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)」の下に貼る「吸振」マットです。
キー入力時の打鍵感の改善や、滑り止めの効果があります。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
▲ テンキー無しのMagic Keyboard用に、吸振マットMK-MK1が先に発売されていました。
法律学者で成蹊大学法学部教授の塩澤一洋氏が考案・試作したものを、バード電子が商品化したものとされています。
今回の「KMG-MK5」は、「Appleシリコン搭載Macモデル用Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)」用です。
Touch IDが無い、古いタイプのMagic Keyboardには対応していません。
テンキー無しキーボード用の従来品「MK-MK1」は、Appleシリコン搭載Mac向けに発売された、現行モデルには対応していません。
▲ Magic Keyboardの底面に合わせた形に作られています。
素材は「マイクロセルポリマーシート」です。
クッション性を備えたシートで、家電製品のゴム足や、印鑑の捺印マット、マウスパッドなどにも使われている素材です。
▲ 厚さは2mmです。
全体に細かな凹凸が施されています。
設置面に密着し、滑り止めとして機能します。
▲ Magic Keyboardには両面テープで貼り付けます。
位置合わせしやすいように、剥離シートが三分割されています。
▲ キーボードの足に合わせて穴が開けられているので、位置合わせは簡単です。
端から順番に、剥離シートを1枚ずつ剥がしながら、貼り進めます。
気泡が入るとぷっくり膨らむので、iPhoneに保護フィルムを貼るときと同じように、空気を追い出してください。
▲ Magic Keyboardに貼ったところ。
キーボードの裏に記載されている情報を隠さないように、切り欠きが設けられています。
中央のAppleマーク部分を避けるように、穴が開けられています。
▲ デスクに置いてしまえば、貼ってあることはまったくわかりません。
裏面全体がデスクに密着して、ズレにくくなりました。
▲ 実際に貼った状態でキー入力してみましたが、タイピングしやすくなった印象は受けませんでした。
商品情報ではMagic Keyboardについて、『タイピングの際の反動が、まるでデスクを直接叩いているような感覚で伝わってくる』、キューシンマットを貼ることで『底面全体が机に密着するため、キーボードの底面全体が机に密着して打鍵の衝撃を吸収』とされています。
しかし個人的には、まったく逆の印象を受けました。
キューシンマットを貼ったMagic Keyboardは、デスクに根をはったように固定されて、打鍵感も重たく・固くなったように感じました。
使っているデスクや、タイピングの強さの個人差によっても、使用感が変わってくるのだと思われます。
従来の使用感に慣れていることによる、違和感もあるでしょう。
使っているうちに、これに慣れて手放せなくなるかもしれません。
▲ 両面テープは「のり残しの少なくきれいに剥がれるタイプ」を採用しているとのこと。
伸びないように気をつけながらゆっくり剥がせば、貼り直して再利用できるようです。
まとめ
Magic Keyboardの打鍵感を変えるマットです。
Magic Keyboardの外観を変えることなく、デスクにしっかり固定されて、安定感が増します。
デスクや個人差によって使用感が変わってきそうですが、現状に不満があるなら、試してみる価値があります。
「Appleシリコン搭載Macモデル用Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)」用のキューシンマット(KMG-MK5)は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込3,960円です。