【レビュー】Beats Studio Buds + ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン

Beats Studio Buds + ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン

Beats Studio Buds + ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォン」をレビューします。
Beatsのノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤフォン「Studio Buds」シリーズの新モデルです。

Beats Studio Buds +

前モデル「Beats Studio Buds」(写真右)は、2021年8月に発売されました。
約2年を経て登場した後継モデル「Studio Buds +」は、音質やアクティブノイズキャンセリング(ANC)の効果、バッテリー駆動時間などが向上しています。

Beats Studio Buds +

製品名は「Studio Buds+」ではなく、「Buds」と「+」の間にスペースを入れるのが正式な表記のようです。
スペースを入れずに詰めて表記する「Apple TV+」「Apple News+」「Apple Fitness+」とは異なります。

外観・仕様

Beats Studio Buds +

▲ イヤフォン本体と充電ケース、4サイズのイヤーピース、充電用USB-Cケーブルのセットです。

Beats Studio Buds +

▲ 河原の石のような、薄くて滑らかな丸みを帯びた形状の充電ケースです。
「ブラック/ゴールド」「アイボリー」「トランスペアレント」の、3色のカラーバリエーションです。
ここでは透明で内部構造が見える「トランスペアレント」を使用しています。
「トランスペアレント」(透明)という色名が採用されていますが、実際にはトランスルーセント(半透明)に近い仕上げです。

Beats Studio Buds +

▲ 充電ケースの大きさは、前モデルBeats Studio Buds(写真左上)から変わっていません。
AirPods各種よりは大きいけれど、Beats Fit Pro(同左下)よりはコンパクトです。
内側のパーツを見ると、充電ケースの丸みをカットすれば、AirPods(第3世代)ぐらい小さくできそうです。

Beats Studio Buds +

▲ 充電ケースの裏側には、シリアルナンバーなどが刻印されています。
PSEマークの下には「Apple Japan」と記されています。

Beats Studio Buds +

▲ イヤフォンユニット本体も透明です。
AirPodsでは充電ケースの裏側にある設定ボタンが、Studio Buds +では内側にあります。

Beats Studio Buds +

▲ 充電ケースの再充電用の端子は、USB-Cです。
電源アダプタは付属していません。
バッテリー持続時間は、前モデルStudio Budsより強化されています。
イヤフォンは1回の充電で、最大9時間の再生ができます。
充電ケースを使うと27時間分の充電ができ、合わせて最大36時間再生できます。
(前モデルは最大8時間、充電ケース併用で最大24時間)
5分の充電で最大1時間使える、急速充電機能Fast Fuelを搭載しています。

Beats Studio Buds +

▲ イヤフォンのユニットは前モデルと同じサイズで、ビー玉ぐらいの大きさです。
つまんで持ちやすいように、端の部分が潰れた形状です。
イヤフォンはIPX4準拠の耐汗・耐水性能を備えていて、雨天時や汗をかくスポーツ時にも使えます。
ただし充電ケースには耐水性はありません。

Beats Studio Buds +

▲ 交換用のイヤーピースが4サイズ付属しています。
前モデルでは3サイズだったのが、さらに小さいXSサイズが追加されました。

Beats Studio Buds +

▲ 前モデルと同様に、AppleのW1チップやH1チップは搭載していません。
しかしApple製チップを搭載したヘッドフォン/イヤフォンと同じように動作してくれます。
対応するデバイスの近くで蓋を開くと、画面にペアリングのポップアップが表示されます。
AirPodsなどと同じように、簡単に同期して使い始められます。
片方だけでも使用できます。

購入者はApple Musicを最大6か月無料で体験できます。
OSを最新バージョンにアップデートしたのiPhone/iPadとペアリングして、初回接続から90日以内にApple Musicアプリから手続きする必要がああります。
その他の諸条件が適用されます。
キャンペーンの詳細を確認してください。

iPhoneと同期して音楽を聴く

Beats Studio Buds +

▲ iPhoneとペアリングして音楽を聞いてみます。
前モデルと比較して、かなり解像度が増した印象です。
クリアで生き生きとした、聴いていて楽しい音を鳴らしてくれます。
空間オーディオ音源も、それぞれの楽器がはっきり分かれて聞こえます。
AirPodsやBeats Fit Proのような、顔の向きを認識するヘッドトラッキング機能には対応していません。

側面の俵型の部分が、リモコンボタンになっています。
音楽の操作や、電話への応答ができます。
「Hey Siri」に対応しているので、Siriに頼んでハンズフリーで音量を変えることができます。

長押しすると、ノイズキャンセリングのモードを変更できます。
長押ししたときの動作は、設定で変更可能できます。
Siriの呼び出しや、左右のイヤフォンを使った音量調節にすることができます。

Beats Studio Buds +

▲ ノイズキャンセリング機能は、「アクティブノイズキャンセリング」「外部音取り込みモード」「オフ」を切り替えられます。
AirPods Proと同じように、iPhoneなどのコントロールセンターで音量欄を長押しすると、設定変更できます。
耳道に収まりやすいカナル型なので、遮音性が高く、それだけでもノイズを防ぐことができます。
ノイズキャンセリング性能も、前モデルより向上しています。
メーカーでは前モデルと比較して、“アクティブノイズキャンセリング(ANC)の効果が最大1.6倍、外部音取り込みモードの精度が最大2倍”としています。

Appleの「探す」ネットワークに対応していて、自動的にApple IDの持ち物に登録されます。
AirTagやサードパーティー製の「探す」対応製品は、「探す」アプリの「持ち物を探す」タブに入ります。
この製品はAirPodsなどのApple製品と同じく「デバイスを探す」タブに含まれます。

Apple製チップを搭載していないかわりに、Androidデバイスとの親和性が高いのが特徴です。
同期・ペアリングの切り替えが素早く簡単にできる「Google Fast Pair」「音声の切り替え」や、「デバイスを探す」といった、Android・Chromeデバイスの機能に対応しています。
Android用Beatsアプリで設定ができます。

まとめ

Beats Studio Buds +

Powerbeats Pro(2019)、Studio Buds(2021)、Fit Pro(2022)に続く、Beatsの完全ワイヤレスイヤフォンです。
シリーズ前モデルのStudio Budsの形状はそのままに、音質、ノイズキャンセリング性能、バッテリー持続時間が向上し、目覚ましい進化を遂げています。
耳に収まりやすい形状で、AirPods/AirPods Proよりも落下の心配がありません。
内部が透けて見える「トランスペアレント」のデザインも気に入りました。
iPhoneでもAndroidでも使いやすい、機能性・柔軟性を備えた製品です。

「Beats Studio Buds +」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各24,800円です。

LINEMO