前回、前々回のオリンピック開催時に登場したApple Watchバンドの特別モデルは、今回のパリ2024では発売されませんでした。
2016年モデル
2016年にリオデジャネイロオリンピック・パラリンピックが開催されたときに、「International Collection Woven Nylon」として発売されたのが最初です。
当時のレビュー:【レビュー】Apple Watch International Collection ウーブンナイロンバンド
14の国の国旗やチームカラーをモチーフにした、ウーブンナイロンバンドです。
ブラジル・リオデジャネイロ唯一のApple Storeだった、Apple VillageMallでだけ販売された、とてもレアなモデルです。
以下の14モデルのラインナップでした。
- 🇯🇵日本
- 🇺🇸米国
- 🇬🇧英国
- 🇳🇱オランダ
- 🇿🇦南アフリカ
- 🇳🇿ニュージーランド
- 🇲🇽メキシコ
- 🇯🇲ジャマイカ
- 🇨🇦カナダ
- 🇨🇳中国
- 🇧🇷ブラジル
- 🇦🇺オーストラリア
- 🇩🇪ドイツ
- 🇫🇷フランス
2021年(2020大会)モデル
2020東京大会が開催された2021年には、「インターナショナルコレクションスポーツループ」が登場しました。
2018年に廃止されたウーブンナイロンに変わって、スポーツループが採用されています。
当時のレビュー:【レビュー】Apple Watchバンド インターナショナルコレクション スポーツループ(2021)
2016年モデルの14カ国に、以下の8カ国を加えた、全22種のラインナップでした。
- 🇧🇪ベルギー
- 🇩🇰デンマーク
- 🇬🇷ギリシャ
- 🇮🇹イタリア
- 🇷🇺ロシア
- 🇰🇷韓国
- 🇪🇸スペイン
- 🇸🇪スウェーデン
2016年モデルはリオの店頭限定販売でしたが、2021年モデルは世界のApple Storeとオンラインで発売されました。
ストライプ文字盤で作成された、おそろいのデザインの文字盤も提供されました。
文字盤データが欲しい方は、Internet Archiveに残されたページをiPhoneで開いて、「各国のデザインを見る」>「文字盤を追加」で取得できます。
2024パリ大会では、どうして出ないの?
そもそも冬のオリンピック・パラリンピック(2018平昌・2022北京)の開催時は発売されていないので、毎大会恒例というわけではありません。
そして南米やアジアで開催されたのと違い、今回は欧州のフランスです。
近隣諸国をラインナップに加えないと顰蹙をかいそうですが、難しいでしょう。
フランスと隣接するスイスやモナコは無いのか、作るにしてもデザインをどうする、ということになります。
デザインといえば、2021年モデルと同じではつまらないので、リリースするとしたら変えたいところです。
しかしバンドの種類が変わった2016→2021と違って、デザインの変化を出すのは難しそうです。
またApple Watchのバンドは2023年9月から、一部のモデルがカーボンニュートラルになっています。
環境に配慮した大会に向けて発売するのなら、特別モデルもカーボンニュートラルにしたいところですが、実現しなかったのかもしれません。
今回のパリオリンピック開催に合わせたAppleの企画は、以下のものがあります。
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