【レビュー】Spigen Full Cover Glass for iPhone 6 Plus:ガラス湾曲部分もカバーする、色付きフレーム搭載タイプのガラスフィルム

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6

SpigenからiPhone 6用・6 Plus用が発売されている「Full Cover Glass」(フルカバーグラス)をレビューします。
ガラス湾曲部分もカバーする、色付きフレームを備えた強化ガラス製液晶保護カバー(いわゆるガラスフィルム)です。

iPhone 6/6 Plus用のガラスフィルムは、側面の湾曲部分にはみ出さないように、平面部分だけを小さくカバーするものが一般的です。
そのような平面タイプは、保護面積が小さく、見た目も悪くなります。

この「Full Cover Glass」は、湾曲部分もカバーするように大きく作られています。
曲面にフィットするように、ガラスがカーブしているわけではありません。
ガラスは平らなので、湾曲部分では浮いています。
その浮いた部分を、色付きのフレームで隠している仕掛けです。
Spigenのガラスフィルムといえば、「Glas.t」のブランド名で展開されていますが、これは「Glas.t」シリーズではありません。

シルバーモデルとゴールドモデル向けの「ホワイト」と、スペースグレイモデル向けの「ブラック」の2色がラインナップされています。
3月8日現在、ブラックモデルは未発売です。
以下iPhone 6 Plus用のホワイトモデルを使ってレビューします。

このページでは、メーカーから評価用に提供いただいたものを使用しています。

貼り方

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 製品本体のほかに、アルコールクリーナー、スキージ(ヘラ)、ホコリ取り用ステッカーが同梱されています。
貼り付け方法の説明書も付属しています。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 貼り付ける前に、iPhoneの画面に重ねて見て、貼り付けイメージを確認します。
どこを目印に位置合わせをするかなどを、確かめておきます。
位置合わせがしやすいように、表面に貼られた剥離フィルムに「耳」が付けられています。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 付属のクリーナーを開封して、画面に付着した汚れを落とします。
このクリーナーは使い捨てです。
揮発性のクリーナーで、ホコリや油分が奇麗に落ちます。
付属のホコリ取りフィルムとヘラは使いませんでした。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 貼り付け面の剥離フィルムは、二重になっています。
全体に貼られたフィルムの下に、画面の四角い部分だけを覆うフィルムが貼られています。
順番に剥がして、iPhoneの上に載せます。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 中央からゆっくりと空気が抜けて、貼り付いていきます。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 表面の剥離フィルムを剥がせば完成です。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ もし気泡が残っても、「1〜2日で自然に消える」とされています。
貼り付け直後は、角の部分にムラのようなものが残っていました。
1日経過すると、確かにこのムラは消えて、まっさらな奇麗な状態になりました。

使用感

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 見た目には、ほとんど貼ってあることを感じさせません。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ ガラス全体を端まで覆っているわけではなく、やや内側に食い込んでいます。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ iPhoneのフチのカーブと連なるようなラインになるので、自然に見えます。
正面から見てガラス全体を覆うような大きな製品もありますが、板を貼っているように不自然に見え、エッジの隙間も大きくなります。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 曲面も平らなガラスで覆っているので、フチに隙間が生まれます。
ホコリが入り、ぶつけたときには割れる恐れもあるので、ケースを併用することが推奨されています。
しかしケースを使わない裸派のひとでも、違和感なく使えそうに思えます。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ ガラスを貼ったぶん、ホームボタンはやや深くなります。
ボタン操作や指紋認証は、貼ってないときと同じように行えます。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 上部の各種センサーは、電話受話口と、その真上の近接センサーが穴あけ加工されています。
左のFaceTimeカメラと、左上の照度センサーはガラスで覆われています。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 透明度が高く、画面がくっきり鮮やかに見えます。
コーティングのおかげで、指滑りもよく快適に操作できます。
画面の端からタッチする必要がある、通知センター・コントロールセンターの引き出しや、エッジスワイプ操作も問題なくできます。

ケースやバンパーとの併用

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ ほとんどのガラスフィルムと同じく、この製品もケースと併用することが推奨されています。
パッケージに、対応する同社ケースが明記されています。
同社の「ウルトラ・ハイブリッド」「タフ・アーマー」「スリム・アーマー」の適合性は星5つとされています。
「ネオ・ハイブリッド」や「シン・フィット」などは星4つに分類されています。
適合しないものとして、画面保護フィルムを搭載した「タフ・アーマーFX」「ウルトラ・ハイブリッドFX」のほかに、「Perfect Armor」(パーフェクト・アーマー)という未発表の製品名も書かれています。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 適合性星5つの「ウルトラ・ハイブリッド」を装着したところ。
「Full Cover Glass」との間には、すこし隙間があります。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ 適合性星4つの「ウルトラ・ハイブリッド」では、それより隙間が大きくなります。

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6
▲ アップル純正の「レザーケース」「シリコンケース」も使用できます。
パワーサポート社の「エアージャケット」「Arc bumper」などの他社製品も利用できました。
私が確かめた中では、アルミバンパー「alumania EDGE LINE」だけが使用できませんでした。
(すべてiPhone 6 Plus用で検証)

まとめ

Spigen Full Cover Glass for iPhone 6

前面が湾曲したiPhone 6/6 Plusは、保護フィルム・ガラスフィルムの製造が難しく、満足いく仕上がりのものには出会えませんでした。
この製品は貼った瞬間に、「これを求めていた!」という感動がありました。
見た目と保護面積、ケースとの併用など、バランスを考慮してこのサイズに決めたことが伺えます。
「Glas.t」シリーズで定評のある、滑らかな操作性もそのままです。
iPhoneのデザインを損なわず、強化ガラスの安心感を得られる製品です。

iPhone 6用とiPhone 6 Plus用の「Full Cover Glass」は、以下のオンラインショップで購入できます。
現在ホワイトのみが販売中で、ブラックは近日発売予定です。
(3月7日現在、Amazon店で20%オフでセール販売中です)

iPhone 6用(税込3,690円)

iPhone 6 Plus用(税込3,890円)

LINEMO