第4世代目となる、新しいApple TVを買いました。
好きなアプリケーションを追加できるようになり、テレビでゲームを遊べるようになりました。
Siriでの命令も可能になりました。
従来の第2/第3世代Apple TVは付属のリモコン以外に、iOSアプリ「Remote」でも操作ができました。
日本語の文字入力には、Remoteアプリを使う必要がありました。
新しいApple TVは、Remoteアプリには対応しておらず、画面上で日本語も文字入力できます。
これは入力しづらく、不便に感じる点です。
新しいApple TVは、初期設定時に自分のiPhoneを近づけると、Apple IDとWi-Fi設定を自動で引き継いでくれる便利機能があります。
このようによく考えられているのに、なぜiPhoneでの文字入力が未対応なのでしょうか?
私はこれを、アップルはあえてiPhoneを使わせないようにしていていると感じました。
今年は新しいApple TVの前に、Apple Watchが登場しました。
Apple Watchの開発意図は、「人々を電話から解放すること」と言われています。
この記事では、Apple Watchの開発者ケヴィン・リンチの言葉として、
Apple Watchに一瞬目をやるだけで、届いたメッセージが緊急のものでないことがわかり、すぐに家族との時間に戻ることができる
というメリットも伝えられています。
確かに私たちは、電車でも飲食店でもiPhone/スマートフォンに没頭し、それは家庭のリビングにも浸透しています。
家族とともに過ごせる貴重な場であるリビングで、それぞれがiPhoneに向かっている姿に、アップル自身も疑問を抱いたのでしょう。
この新しいApple TVは、個人個人で別の画面を見るのではなく、同じ画面に向かわせるのを意図しているのではないでしょうか。
まずApple WatchでひとをiPhoneから解放する準備をし、その次は家族みんなで楽しめるコンテンツの提供です。
Apple TVで新しく追加されたApp Storeを見てみると、トップページで「ベスト新着App」の下にあるのは、「キッズ/ファミリー」カテゴリです。
このことからも、家族で楽しんでほしいというアップルの思想を感じます。
そして、できるだけリビングからiPhoneを遠ざけるために、iPhoneでの操作にも対応していないのでしょう。
もしApple TVの操作にiPhoneも必要なら、iPhoneを手元に置いておきたくなるからです。
それにしても文字入力はあまりに不便だし、家族のいるリビングの大画面にApple IDのパスワードを入れるのも勘弁してほしいです。
できればiOSデバイスのTouch IDや、iPhoneを使わせたくないならApple Watchでの認証にも対応して欲しいと思います。
追加のゲームコントローラーとしても使えるように、Remoteアプリはアップデートされるのでしょう。
モーションセンサーを使うゲームなら、Apple Watchでも操作できるようになれば、楽しみ方が広がりそうです。
このサイトでは、すでにApple TV用アプリをふたつ紹介しました。
どちらも「キッズ/ファミリー」カテゴリのものです。
iPhoneはどこかに置いて、ぜひご家族で楽しんでください。