Apple公式サイトで「Polaroid ZIPインスタントモバイルプリンタ」が販売開始されています。
ポラロイド社から発売されている、iPhone対応のモバイルプリンタです。
内蔵バッテリーで駆動し、インク不要で専用用紙にプリントできます。
iPhoneとBluetoothで接続します。
実機を試す機会を得られたので、使用方法・使用感を紹介します。
外観・仕様
▲ 丸みを帯びたシンプルな形状の、ポケットサイズのプリンタです。
横に並べたのはiPhone 6sです。
▲ Micro USBケーブルで充電する、内蔵充電池で駆動します。
iPhoneとBluetooth接続し、電源ケーブルの必要もない、完全なワイヤレスで動作します。
▲ フタを開けて、専用の用紙「Zinkペーパー」を入れます。
インクは必要ありません。
感光性ではないので、暗室で入れ替え作業する必要はありません。
プリントする
▲ 電源を入れ、iPhoneとBluetooth接続したら、専用アプリ「Polaroid ZIP Mobile Printer」を立ち上げます。
編集・プリントの機能が豊富に用意されていますが、迷わず操作できます。
▲ Instagramのようなフィルタ機能、画像補正機能や、フレーム、スタンプ、文字を加えられる編集機能が搭載されています。
ここでは手を加えずに、そのまま出力してみます。
▲ Bluetooth経由でのデータ転送と、プリントにやや時間がかかります。
AirPrintと違い、Wi-Fiネットワーク環境は必要ありません。
▲ プリントされました。
5 × 7.6cmの、かわいいカードサイズです。
色の再現度はそれほど高くありませんが、まさにポラロイド写真のような味わいがあります。
カードホルダーや財布に入るので、もらっても邪魔になりません。
耐水性でやぶれにくく、光、熱、湿気にさらされても色あせないとされています。
▲ プリント用紙はシールになっています。
iPhoneで撮った写真や、デバイス内の画像をその場でシールにできるのは、写真のプリント以外にも、さまざまな用途に活用できそうです。
データを埋め込む「シークレットビュー」機能
▲ プリント写真にインタラクティブな要素を加える、「シークレットビュー」機能が搭載されています。
プリント時に、文字や顔文字、音声などを加えます。
「シークレットビュー」の要素はプリントされず、サーバに保存されます。
▲ 「シークレットビュー」を設定した写真には、QRコードがプリントされます。
このQRコードを、プリント用と同じアプリ「Polaroid ZIP Mobile Printer」で写します。
▲ サーバからデータがダウンロードされ、アプリ内で文字が表示されたり、音声が再生されます。
URLを設定しておけば、ウェブサイトに誘導することもできます。
まとめ
持ち運びやすいコンパクトサイズのプリンターです。
iPhoneの写真をいつでもどこでも、手軽にプリントできます。
iPhoneの写真データを友達に渡したいときには、AirDropという便利な機能があります。
しかしプリントした写真にも、独特の温かみがあります。
スマートフォンを持っていないおじいちゃん、おばあちゃんや、子供たちにも喜ばれそうです。
シールタイプなので、手帳やiPhoneケースに貼って楽しむこともできます。
さまざまな活用法が考えられ、iPhone写真の楽しみをさらに広げてくれそうな製品です。
「Polaroid ZIPインスタントモバイルプリンタ」は、Apple公式サイトで販売中です。
価格は税込18,792円(税別17,400円)です。
- Polaroid ZIPインスタントモバイルプリンタ(Apple公式サイト)
製品本体には、10枚の用紙が付属しています。
専用用紙の単品販売「ZINKペーパー」も用意されています。
20枚入りで税込1,728円(税別1,600円)です。
- PolaroidプレミアムZINKペーパー(20枚)(Apple公式サイト)