【レビュー】Jaybird X3 Wireless Bluetoothイヤホン

Jaybird X3

「Jaybird X3 Wireless」をレビューします。
スポーツ向けのBluetoothワイヤレスイヤホンです。
米国のメーカーJayBirdの製品です。

Jaybird X3

▲ 「BlueBuds X」(写真左)、「JayBird X2」(同中央)の後継品にあたり、3代目となるモデルです。
新たに音質のカスタマイズ機能を搭載し、クリップ式の充電方法が採用されています。
Bluetoothの信号強度が改善され、デバイスとの接続がより安定しています。
このページでは、販売元から評価用に提供いただいた「X3」を使用しています。

Jaybird X3

▲ イヤホン本体に、充電ケーブルと充電クリップ、収納ケース、2種類のイヤーピース、イヤーフィン、コード用クリップがセットになっています。
ブラック、ホワイト(このページで使用)、レッド、グリーンの、4色のカラーバリエーションが用意されています。

Jaybird X3

▲ イヤホンの充電は、専用の「充電クリップ」を介して行います。
付属のMicro USBケーブルと、ストラップ紐で結わえられています。
もっと長いケーブルを使いたい場合は、簡単に付け替えられます。

Jaybird X3

▲ イヤホンのリモコン部分に、充電クリップがカチッとハマります。
充電クリップにMicro USBケーブルを差し込んで、USB-ACアダプタなどから給電します。
1回の充電で、最大約8時間の連続再生ができます。
20分の充電するだけで約1時間使える、急速充電機能も搭載しています。
専用クリップを使う充電方式は、さまざまなメリットがあるのだとは思いますが、クリップが無いと充電できません。
Micro USBを直接挿す従来の方が、個人的には好きです。

Jaybird X3

▲ イヤーチップは、シリコーン製3サイズ、ウレタンフォーム製3サイズの、計6種類から選べます。
ウレタンフォーム製は、Comply(コンプライ)社の製品です。
好みに合わせて使える、ウイング型チップ「イヤーフィン」も、3サイズ付属しています。
多様な組み合わせから、自分に合うものを選んで装着できます。
イヤーチップによって、遮音性や音質、装着感が変わるので、一通り試してみるのをおすすめします。

Jaybird X3

▲ イヤーフィンを使うと、外耳にひっかかり、外れにくくなります。

Jaybird X3

▲ 耳穴からコードを垂らす「アンダーイヤー」と、耳たぶの上にコードを引っ掛ける「オーバーイヤー」の、2通りで身につけられます。
「オーバーイヤー」は、いわゆる「Shure掛け」と呼ばれる装着方法です。

Jaybird X3

▲ コードの途中に装着して使う、「コード管理クリップ」と「コード シャツ クリップ」が付属しています。

Jaybird X3

▲ 「コード シャツ クリップ」は首のうしろで、シャツの襟元に固定するものです。

Jaybird X3

▲ 「コード管理クリップ」は、コードの長さを調節するものです。
2個使って、Z字型にコードを通します。

Jaybird X3

▲ このように短くまとめることができます。
私は「オーバーイヤー」スタイルで身につけています。
コードをできるだけ短くすることで、後頭部でコードがつっぱって、耳から外れにくくなります。
頭を激しく振っても、外れることがありません。
イヤーチップはウレタンフォーム製のLサイズを使用し、イヤーフィンは使っていません。

Jaybird X3

▲ 3ボタン式のリモコン・マイクで、音楽の操作やボリューム調節、通話ができます。
電源オン/オフは、中央ボタンを長押しします。
起動すると、デバイスとの接続状況やバッテリー残量を、英語音声で教えてくれます。

Jaybird X3

▲ iPhoneで音楽を聴いてみます。
このシリーズは初代モデルから、Bluetoothとは思えないほどの高音質で聞かせてくれます。
スポーツ時以外の、普段使いにも向いています。
音質は前モデル「X2」との違いは感じませんでした。

2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント機能に対応しています。
1台のデバイスに2台の「Jaybird X3」を接続して、ふたりで同じ音楽を聴ける「シェアミー」機能も搭載しています。

Jaybird X3

▲ バッテリー残量は、上部のステータスバーのほかに、「バッテリー」ウィジェットにも表示されます。
数値は10%刻みです。

Jaybird X3

▲ 専用アプリ「Jaybird MySound」を使うと、音質を好みにカスタマイズできます。
これは従来モデルには無かった新機能です。
自分でイコライザを調節できるほか、アーティストやスポーツ選手などの作成したプリセットも用意されています。
左右のチャンネルを入れ替えることもできます。
設定はイヤホン本体に保存されるので、アプリを終了したり、ほかのデバイスとペアリングしても引き継がれます。

Jaybird X3

▲ 開閉しやすい収納ケースが付属しています。
巨大な箱型だった「X2」の収納ケースよりも、持ち運びやすくなりました。
コンパクトになったぶん、豊富な付属品を入れるスペースはありません。

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「Jaybird Freedom」と「Jaybird X3」の違い

Jaybird X3

▲ 同じメーカーから、スポーツ向けBluetoothイヤホンの上位モデルとなる「Jaybird Freedom」も発売中です。

音質は「Freedom」の方が良く、綺麗な高音域を聞かせてくれます。
「Freedom」の方がユニットが細く、耳に入りやすい方もいるでしょう。
私の場合は「X3」でも問題なく、どちらかというと「X3」のL字型の形状の方が、耳に入れやすいです。
「Freedom」は細くてツルツルしているので、耳に入れる際に扱いにくさもあります。

「Jaybird Freedom」も「Jaybird X3」も、アプリで音質をカスタマイズする機能を搭載しています。
「Jaybird Freedom」はバッテリーも搭載した充電クリップにより、使い方によっては無限に音楽を聴き続けられます。
価格は「Freedom」の方が、3,000円ほど高く販売されています。

まとめ

Jaybird X3

イヤホン愛好家としても知られる、フィギュアスケートの羽生結弦選手も使っていたシリーズの、第3世代モデルです。
豊富なイヤーチップで、さまざまな装着方法ができます。
激しく動いても外れにくく、遮音性の高さもあり、音楽に集中できます。
「X3」ではアプリを使って好みに音質をカスタマイズしたり、左右のステレオを入れ替えたりできるようになっています。
高音質で定評のあるシリーズですが、より音楽を楽しめるように進化しました。
Bluetoothイヤホンとしてはやや高価ですが、価格に見合う満足感の得られる製品です。

「Jaybird X3 Wireless」は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込18,230円(税別16,880円)です。

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