ミヤビックスから発売されている「Type-C to Type-C マグネット充電ケーブル for MacBook Pro (60W)」をレビューします。
マグネット脱着式の端子を備えた、MacBook/MacBook Pro向けのUSB-C充電ケーブルです。
レビューにはメーカーから評価用に提供いただいたものを使用しています。
（6月25日現在、販売停止中です）
▲ MacBook Airや旧型のMacBook/MacBook Proは、「MagSafe」と呼ばれる独自の充電端子が採用されていました（写真左）。
MagSafeは端子がマグネットで吸着し、簡単に着脱できます。
ケーブルを足で引っ掛けたときなどに、マグネットが外れることで、MacBookが引っ張られてデスクから落下するのを防げるものでした。
しかし現行のMacBook/MacBook Proでは、充電端子がUSB-C/Thunderbolt 3になり、MagSafeのように簡単には外れてくれません（写真右）。
ケーブルを引っ掛けたときに、MacBookが引っ張られる可能性があります。
今回紹介する「マグネット充電ケーブル」は、このUSB-C端子をマグネット脱着式にして、MagSafeのように安全に使えるようにするものです。
▲ MacBook/MacBook Proの充電に使える、USB-Cケーブルです。
メーカーのスペックではケーブル長が約1メートルと記載されていますが、実際には約1.6メートルありました。
MacBookシリーズに同梱されている、2メートルのケーブルと比べるとやや短いですが、十分使いやすい長さです。
▲ ケーブルの太さは、純正品（写真左）とさほど変わりません。
端子の外装には、シルバーのアルミ素材が使われています。
▲ 一方の端子が、マグネットで着脱できるようになっています。
端子が円形で、向きを合わせる必要がなく簡単に取り付けられます。
▲ 電源アダプタとMacBookを接続して、充電できます。
充電専用ケーブルで、データの転送には使えません。
製品名にも含まれているとおり、60Wまでの充電に対応しています。
87W電源アダプタが推奨されている15インチのMacBook Proに使用した場合は、充電に時間がかかる場合があるようです。
▲ ケーブルをちょっと引っ張るだけで、マグネットが外れて、MacBookの落下を防げます。
MagSafeの代替としての安全性能は十分です。
軽量の12インチMacBookでも、本体が引っ張られることはありません。
▲ マグネットで外れた方の端子は、非常にコンパクトです。
MacBookに付けっぱなしでも、邪魔になりません。
充電の際には、ケーブルを近づけるだけでマグネットにより吸着するので便利です。
▲ Apple純正の「12インチMacBook用レザースリーブ」にも、マグネット端子を装着したまま収納できます。
純正ケーブルと同様に、ケースに収納したまま充電することも可能です。
関連記事：【レビュー】12インチMacBook用レザースリーブ：Apple純正の本革製収納ケース
▲ 特殊な脱着式端子の充電性能が心配だったので、「ミヨシ USB Type-C専用 USBテスター STE-03C」を使って電流・電圧を測ってみました。
純正ケーブルと比較してみましたが、はっきりした違いは現れませんでした。
▲ マグネット脱着式端子を、電源アダプタ側にすることもできます。
ただしこの使い方は、ケーブルの取り回しによってマグネットが外れやすく、つけなおしに行くのが面倒でした。
まとめ
MacBookを安全に使える、MagSafeタイプのマグネット脱着式USB-C充電ケーブルです。
端子が円形で、向きを気にせずにマグネットを固定できるのは、Apple純正MagSafeよりも便利です。
外した端子がコンパクトなので、MacBookに付けたままでも邪魔にならず、見た目も損ないません。
60Wまでに限定されますが、充電性能も問題ありませんでした。
コードを引っ掛ける心配のある、子供やペットのいるご家庭には特におすすめです。
「Type-C to Type-C マグネット充電ケーブル for MacBook Pro (60W)」は、以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込2,980円（税別2,760円）です。
※ 追記：6月25日現在、販売停止中です。再販売の際に、このサイトのニュースでアナウンスいたします。