トリニティのSimplismブランドから発売されている「スマ冷え Premium」をレビューします。
iPhone/スマートフォンに貼って、発熱を抑える冷却シートです。
レビューにはメーカー提供の評価用サンプルを使用しています。
▲ 2020年に発売された「スマ冷え」の改良版として、2023年に発売された後継モデルです。
従来品と比較して、使われている蓄熱材料が1.5倍に増量され、発熱抑制効果が向上しています。
厚みは変わっていません。
この記事では実際の冷却効果と、端末の動作に及ぼす影響までは検証していません。
iPhoneは周囲の温度が0〜35°Cの環境で使うように推奨されています。
温度が上がるすぎたり、下がりすぎたりすると、自動でシャットダウンして使えなくなることがあります。
バッテリーの動作にも影響があり、最悪の場合は、バッテリーに回復不可能なダメージを与える場合があります。
参考
特に気温の高い日に、位置情報を使うナビゲーションやゲームを利用していたり、長時間のビデオ撮影・ビデオ視聴をしていると、iPhoneがとても熱くなります。
そうした発熱を抑えるのが、「スマ冷え Premium」のような冷却シートです。
iPhoneが熱くなったときに、氷や保冷剤などで急激に冷やすのは絶対にダメです。
急激に冷やすと結露により内部に水滴が発生して、iPhoneが故障する恐れがあります。
▲ ブラックとホワイトの、2色のカラーバリエーションがあります。
クレジットカードや名刺サイズよりも、ひとまわり小さいです。
氷に乗ったホッキョクグマと思われる、涼しげなイラストがデザインされています。
▲ 繰り返し使用できる粘着パッドで、デバイスの背面に貼ります。
剥がしても糊が残る心配がなく、何度でも貼り直せます。
ただし水洗いはできません。
粘着面についた汚れは、セロハンテープやマスキングテープで取り除くように案内されています。
▲ iPhone 14 Proに貼ったところ。
背面がマット仕上げのiPhoneは、粘着シートや粘着パッドが吸着しにくい場合がありますが、この「スマ冷え Premium」はしっかり貼り付きました。
▲ どのiPhone/スマートフォンにも貼れるサイズです。
厚みは0.9mmで、邪魔になりません。
白いシートにメタリックなラインで描かれた柄が、シルバーモデルのiPhoneにマッチしています。
▲ 共同技研化学株式会社が開発した蓄熱シート「FREY」が採用されています。
動画を再生して温度を上げてみたところ、「スマ冷え Premium」もかなり熱くなっていました。
iPhoneの熱を吸い上げてくれる効果がありそうです。
▲ 貼ったままQiワイヤレス充電器を利用できます。
MagSafe充電器は、弱く吸着して充電はできますが、外れやすいです。
▲ 3層構造により、上からケースを被せても効果があるとされています。
ただし一般的なプラスチック製のカードよりも厚みがあるので、ケースによっては併用できない場合があります。
タイトな作りの純正ケースなどは、しっかり装着できずに浮いてきてしまいました。
厚めのハイブリッドケースの中には、問題なく併用できるものがあります。
MagSafe対応のマグネットを内蔵したケースを被せれば、「スマ冷え」を貼ったままでもMagSafeアクセサリを利用できます。
しかしMagSafeバッテリーパックの認識が不安定になることもありました。
まとめ
iPhoneの発熱による弊害を、貼っておくだけで防げる便利グッズです。
iPhoneの動作やバッテリーに影響を与える熱を抑えられて、安心感があります。
ファンを使う冷却グッズよりも手軽に使えて、音もしないので動画撮影も妨げません。
長時間のビデオ撮影・視聴や、位置情報ゲームをする方におすすめです。
「Simplism スマ冷え Premium」は以下のオンラインショップで購入できます。
価格は税込各1,980円です。