Appleが「Siriのプライバシー 保護機能を強化」と題したアナウンスを公開しています。
Siriのプライバシー 保護機能を強化 – Apple (日本)
“Siriで録音された音声を人が聴いている”という最近の報道を受けてのものです。
Appleではそのプロセスを停止、変更したとしています。
Siriにいくつかの変更を加えるとして、その内容が公表されています。
目次
変更前(停止済みの処理)
- Siriへの頼みごとの音声の小さなサンプル(0.2%未満)と、コンピューターによる文字起こしを比較し、Siriの回答を検証していた
- ユーザの意図に対し、Siriが適切に反応したかなどを検討していた
改善策
秋のソフトウェアアップデート以降に、以下のプロセスで再開予定としています。
- 初期設定では録音音声を保持しない。文字起こしされたデータは改善のために今後も利用
- Siriの改善のために音声サンプルの利用を許可するか、ユーザが選べるように
- 音声サンプルを聞くのはAppleのスタッフだけ。意図せずSiriを呼び出した録音は削除
ニュース解説
Siriで聞き取った音声のサンプルを、協力会社の人間が聞いているという報道がされていました。
参考:アップル「Siri」の録音音声も聞かれている恐れ? – CNET Japan
これはApple以外の音声アシスタントサービスでも行われているプロセスですが、Appleではその工程を見直すとしています。