【編集後記】Apple Store札幌の閉店から1年

Apple Store 札幌

2016年2月26日にApple Store札幌が閉店してから、ちょうど1年が経過しました。

Apple Storeが無いこの一年間は、iPhoneやAirPodsは仕方なくオンラインストアで買い、BeatsXはau直営店で買ったりしました。
ビックカメラ札幌店のサポート窓口(いつも混んでいるようです)は、使ったことがありません。
銀座、表参道、渋谷では、札幌のスタッフだった方にお会いしました。
今年のApple Store初売りの記事や、ティム・クックCEOの仙台訪問時の写真にも、懐かしい顔が見られました。

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再オープンはいつ?

再オープンの話は、まったく聞こえてきません。
3月に札幌駅前に開業する「札幌フコク生命越山ビル」に入るのではと期待されていましたが、当てが外れました。
同ビルの地下1階~地上2階は愛称「sitatte sapporo」(シタッテ サッポロ)として、飲食店やドコモショップが入るなどが入る施設になりました。

公式サイトでフロアガイドも確認できます。

その後のQB札幌ビル

Apple Storeの閉店理由は、入居していたQB札幌ビルの再開発のためと伝えられていました。

Apple Store 札幌の記事

(北海道新聞 2016年2月27日朝刊より)

Apple Store退去後の3月に、3階にあった歯科医「エルムデンタルクリニック札幌大通南」も立ち退いています。
ところが4階のアデランスだけは立ち退くこともなく、1年経ったいまも変わらずに入居しています。
この1年間は「アデランスだけのビル」として存在していました。

QB札幌 案内図

昨年10月になり、Apple Store札幌だった場所に、ソニーストアが入ることが発表されました。

ソニーストアやマイクロソフトストアは、Apple Storeのそばに出店する傾向にあるようです。

ではなぜApple Storeは閉店になったのでしょうか?
Mac Fan誌の2016年4月号で伝えられたように、ビルのオーナーが空いているフロアも借りるようAppleに求めたものの、Appleが交渉に応じなかった、ということなのかもしれません。

しかし、関係ない歯科医も立ち退いており、アデランス以外のテナントが1年間入っていないというもの、首を傾げたくなる状況です。
春からは、ソニーストアとアデランスのビルということになります。

Appleが札幌で求人開始、という誤解

Appleが札幌で求人を出しており、まもなく札幌店が再開されるのではないかと、今年1月に噂になりました。
これはまったくの誤解です。
たしかに勤務地・札幌での採用情報が掲載されていましたが、閉店前からずっと消されずに残っていただけのものです。

この採用情報に「1月11日」に気付いた方が、個人ブログに投稿したのが、噂が流れるきっかけになりました。
それをいくつかの法人運営メディアが記事にして、情報が拡散されました。
それらのサイトで「本日1月11日から募集開始」と報じされていますが、この採用情報の「掲載日」は、単に毎日更新されているだけです。

騒がれたためか、先日この採用情報ページから、札幌の情報は消されてしまいました。
また情報が載ることがあれば、今度こそApple Store札幌の再オープンの可能性があります。

再開発の進む札幌。可能性がまだある

札幌駅前

上記の「札幌フコク生命越山ビル」の真向かいに位置する、「大同生命ビル」も再開発され、2019年秋に再オープンするとされています。
札幌駅の周辺も、北海道新幹線の札幌延伸(2030年度予定)に向けて、再開発・整備が計画されています。
ここにApple Storeができるかも、と想像をめぐらせるのは、なかなか楽しいです。
素晴らしい最新仕様のApple Storeになって、また札幌に帰ってきてくれる日を心待ちにしています。

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