2016年2月26日にApple Store札幌が閉店してから、7年が経ちました。
おさらいすると、同店は入居しているビルの再開発のために「移転」するとして、移転先未定のままで閉店しました。
「移転先を探して再開を目指す」「より利用しやすい場所で再び開業したい」というAppleのコメントが、閉店後に地元紙で伝えられました。
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アイアリでは閉店以降は毎年、この話題を取り上げています。
2017年：Apple Store札幌の閉店から1年
2018年：Apple Store札幌の閉店から2年
2019年：Apple Store札幌の閉店から3年
2020年：Apple Store札幌の閉店から4年
2021年：Apple Store札幌の閉店から5年
2022年：Apple Store札幌の閉店から6年
日本の直営店の「5年計画」発表から、まもなく5年経過
2018年4月にApple新宿がオープンした際に、Appleは「5年計画」として、国内の直営店を新規オープン・リニューアルすることを明らかにしました。
この中には札幌への再出店も含まれているのを期待していましたが、あと1か月ほどで、発表から5年になってしまいます。
「5年」といっても、1年8か月の間に集中的に動きがありました。
この期間に4店舗が新規開店、3店舗がリニューアルし、1店舗が閉店しました。
- 18年4月：新宿オープン
- 18年8月：京都オープン
- 18年10月：渋谷リニューアル
- 19年1月：仙台閉店
- 19年9月：丸の内オープン
- 19年9月：表参道リニューアル
- 19年9月：福岡リニューアル
- 19年12月：川崎オープン
Apple川崎のオープンから2年半以上も経た2022年8月に、Apple銀座が改装工事のために仮店舗へ移転しました。
5年計画を発表した際にAppleの直営店担当の役員だった、アンジェラ・アーレンツ氏は、2019年4月に退社しています。
担当者の交代により、計画が見直されたかもしれないという不安がありましたが、まだ希望が持てそうです。
Apple銀座が元の場所に戻るのは、建物が完成する来年12月以降になります。
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札幌に再オープンの見込みは？
5年計画で首都圏にApple Storeが次々できたのは、2020東京オリンピックに向けての施策だったようにも思えます。
札幌も2030年の冬季オリンピック誘致を目指していたけれど、この1年で雲行きがあやしくなってしまいました。
オリンピックとは関係なく、札幌の中心部では近年、ビルの再開発が進んでいます。
老朽化による建替えや、北海道新幹線の札幌までの延伸計画によるものです。
Apple Storeに良さそうな場所が、次々と現れている状態です。
たとえば札幌駅の目の前にあたる北4条西3丁目（ヨドバシカメラが移転してくる予定です）、「4プラ」の跡地である南1条西4丁目（用途は地権者らが協議中）などがあります。
Apple銀座の仮店舗が入っている木造ビルを手がけている、ヒューリックによる新しいビルも中心地に2棟建ちます。
街を歩くたびに、ここに素晴らしいApple Storeができたら、と想像してしまいます。
世界でもApple Storeの新規出店、リニューアルは続いています。
昨年末にはAppleのティム・クックCEOとグレッグ・ジョズウィアック氏の来日もありました。
さらなる日本への投資による、直営店の新設・再オープンも期待していいでしょう。
